GNPとは?意味や計算方法を解説します

GNPのような画像

「GNP」という用語をニュースや学校の授業で聞いたことはありませんか?
どういう意味で一体どうやって計算しているのでしょうか。

今回は、GDPやGNIと混同しがちの「GNP」について見ていきましょう!

GNPとは

意味
Gross National Productの略語で国民総生産のことを指します。

Gross (総額) National(国民の) Product(生産物・製品)
それぞれを訳すと、国民総生産になりますね!

要するに
一定期間に国民によって新しく生産された財(商品)やサービスの付加価値の総計を指します。国民が産み出したものであれば、国内以外で生産された財・サービスの価値も含みます。対外投資などを通じて海外での生産活動に貢献した報酬も含んでいます
注意
昔は国の経済規模を比較するためによく利用されていましたが、グローバル化により海外企業がどんどん国内進出してくる日本では1993年から代表的指標としてGDP(国内総生産)が使われるようになり、以前ほど注目されなくなりました。

内閣府が発表する国民経済計算では、2000年からGNPに代わり、海外からの所得を加えたGNI(国民総所得)が用いられています。GNPとGNIは同じことを指しているのです。

グローバル化を考慮した結果
国の経済規模を表す時はGDPを使い、国民によって新しく生産された財やサービスの付加価値の総計はGNIを使います

そのため、GNPはほとんど使われていないです。

GNPの計算方法

GNPはほとんど使われていませんが、計算方法を知っておくとGDPやGNIの理解がより深まるので頑張っていきましょう。

GNP=GDP+海外からの純要素所得

GDP

Gross Domestic Productの略語で国内総生産のことを指します。
1年間同じ国に住んでいる人々によって新たに生産されたモノやサービスの付加価値の合計金額を指します。
GNPが国民であるのに対して、GDPは国内です。

海外の人が国内で産み出したサービスや財もカウントされます。

GDP=民需(国内消費額と国内企業が行う投資額の合計)+政府支出+貿易額

海外からの純要素所得

海外からの要素所得ー海外への要素所得で求められます。

日本で例えると
海外からの要素所得は、国外で仕事をしている日本人が稼いだ所得額です。
海外への要素所得は、日本国内で働いている外国人が稼いだ所得額です。

まとめると
GNP=1年間同じ国に住んでいる人々によって新たに生産されたモノやサービスの付加価値の合計金額+国外で仕事をしている国民が稼いだ所得額−国内で働いている外国人が稼いだ所得額

グローバル化にともない多くの日本企業が海外に展開していく一方で、日本に進出する外資も増えています。日本国内の経済力をより正確に把握するため、GNPに代わってGDPが用いられるようになったのです。