オープン価格と希望小売価格と定価について比較してみた

新しい洗濯機を購入したいと思って取り寄せた様々なメーカーの洗濯機カタログ。
しかし、値段の欄を見てみると「オープン価格」と記載してありいくらなのかわからない。

希望小売価格や定価など価格には種類があってごちゃごちゃになる・・・そんな経験ありませんか?
今回は、オープン価格と希望小売価格と定価についてそれぞれ比較しながら分かりやすく解説します。

オープン価格と希望小売価格と定価を簡単に理解するために比較

比較1:意味

定価
前もってメーカーによって定められた価格のことを指します
希望小売価格
メーカーが小売店に提示する希望価格のことです
オープン価格
メーカーが定価や希望小売価格を設定せずに、小売業者が市場状況などを参考にしながら、自由に販売価格を決定すること

比較2:強制力

定価
強制力高。メーカーの定めた価格で販売しなければいけません
希望小売価格
強制力中。場合によっては割引もできます
オープン価格
強制力低。小売業者は自由に価格設定できます

比較3:メリット

定価
価格による地域格差を無くします。例えば小売店が価格を自由に設定できたら、人口の多い東京では価格が低くなるだろうし、人口の低い地方では価格をあげても売れるので地域格差が生まれます。このような状態を防ぐことができます
希望小売価格
値下げ値上げを自由に小売店がすることができるので、売れない在庫は、値下げをして販売すれば在庫を抱える必要がなくなる
オープン価格
消費者は、メーカーが提示する価格と小売店が提示する価格に混同することがなくなるため、小売店の価格表示を信用できます。

比較4:デメリット

定価
売れ残っても値下げができないので、小売店にとっては扱いづらい
希望小売価格
割引により、希望小売価格と実際の販売価格が全然異なると、消費者に、「〇〇メーカーの商品は安く売られている」という間違った認識を起こし、メーカーのブランドイメージに傷をつける恐れがあります
オープン価格
製品カタログを見ても値段が書いてないので、いくらで買えるのかが分からない

比較5:時系列

1
定価販売
メーカーが決定した販売価格である「定価」で販売されていました
2
定価販売を独占禁止法で禁止に
小売店側は、地域によって流通コストも異なれば、売上にも差が生まれます。メーカーに設定された定価でしか商品を販売できないので、売れない場合は、赤字になりました。定価販売は独占禁止法で禁止されるようになりました。
※再販制度によって書籍や新聞やCDなどの著作物とタバコは定価での販売を認められています。
3
希望小売価格
メーカーが小売店に対して定価での販売を強制する行為が独占禁止法で禁止されたのち、メーカーは「この商品はこれくらいの価格を想定して販売してほしい」ということを意味する、希望小売価格を提示するようになりました
4
オープン価格
割引などにより、希望小売価格と実際の販売価格が全然異なると、消費者に、「〇〇メーカーの商品は安く売られている」という間違った認識を起こし、メーカーのブランドイメージに傷をつける恐れがあります。そのような背景から希望小売価格からオープン価格を用いられるようになりました。