サブプライムローン問題〜リーマンショックまで分かりやすく解説します!

景気の良し悪しというのは日本国内だけの話ではありません。
2007年に話題になったサブプライムローン問題は、世界経済を脅かしたリーマンショックを引き起こしました。
今回はサブプライムローンの何が問題でリーマンショックが起きたのか分かりやすく解説します。

サブプライムローンとは

プライムとは(prime:優れた)を意味し、プライムにサブ(sub:下に)がつくことにより、
サブ(下に)プライム(優れた)=下に優れている。つまり低所得者で信用力の低い、という意味になります。

返済能力の低い人たちに家や車を担保させて高金利で貸し付けたローンのことです。

1990年代半ば、クレジットカードで延滞を繰り返すなど信用力が低い人や低所得者でも住宅ローンが組めるサブプライムローンがアメリカで大流行しました。

サブプライムローン会社は、低所得者に家や車などを保証として差し出させました。初めの数年間は低めの固定金利を適用したり、利息だけの支払いでよい形をとるなどして借りやすくしています。
しかし、その後は固定金利が変動金利に移行したり、元本の返済が始まることで月々の返済額が増えるため、所得の増加が見込めない人には不向きな高金利のローンです。

アメリカでは長い間、住宅価格が値上がりを続けたことで、購入した建物の保証価値も上がり、その建物を保証にして低金利のローンに借り換えることによって、多くの低所得者が住宅を購入することができました。

要するに、当時のアメリカでは地価が上がっていたため、低所得者のローン返済が滞ったとしても、土地と家を売れば問題ないと、借り手も売り手も考えていました。

なぜリーマンショックが起きたのか?

サブプライムローンの何が問題で、世界的金融危機であるリーマンショックを引き起こしたのかについて見ていきましょう。

サブプライムローン問題とは

2007年
アメリカの住宅ローン会社が、サブプライムローンを提供し始める。
低所得者でもローンが組めるということで、大流行した。

当時のアメリカでは、住宅バブルで地価が上昇していた。
ローンを払えなくても、いざとなったら、住宅を売れば良いと思われていた。

サブプライムローンが優良なものと口コミで話題に!
アメリカに限らず、世界の人々がサブプライムローンを購入した

低所得者相手を相手にした商売はやはりリスクがあるということもあり、
住宅ローン会社は、サブプライムローン自体を金融商品として市場に売っていた。
サブプライムローンは当時大流行していたので、売れば儲けることができると考えられていたので、様々な企業がサブプライムローンを購入した。

住宅ローン会社・・低所得者にサブプライムローンを提供
万が一に備えて、サブプライムローン自体を金融商品として市場に流す

サブプライムローンは金融商品としてさらに拡散されたことにより、様々な企業が保有することになりました。
これがサブプライムローン問題と言われています。

リーマンショックとは

しかし、サブプライムローンにより、どんどん住宅を購入し、地価が高騰し住宅バブルが起きます。
その結果、下記のようなことが起きました。

  • 返済不能者続出
  • 投資家たちは次々に手を引いた

サブプライムローンを金融商品として買っていた会社「リーマン・ブラザーズ」は60兆円の損失を出して倒産しました。
※リーマン・ブラザーズは当時、アメリカの投資銀行第5位でした。

「リーマン・ブラザーズ」が保険をかけていた保険会社「AIG」はアメリカ政府の資金援助によって倒産を免れました。
しかし、世界経済は大混乱になりました。

この一連の流れがリーマンショックです。