お酒に税金がかかるって本当?
お酒を買うと税金が課されます。酒税って言うんだ。今回は酒税とは何か?種類や税率について解説していきます。
酒税とは
酒税とは
酒類を消費すると課される税金のこと。間接税です。第一条 酒類には、この法律により、酒税を課する。
(酒類の定義及び種類)
第二条 この法律において「酒類」とは、アルコール分一度以上の飲料(薄めてアルコール分一度以上の飲料とすることができるもの(アルコール分が九十度以上のアルコールのうち、第七条第一項の規定による酒類の製造免許を受けた者が酒類の原料として当該製造免許を受けた製造場において製造するもの以外のものを除く。)又は溶解してアルコール分一度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含む。)をいう。
酒税法では酒類を4種類に分類している
酒類は、発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類及び混成酒類の四種類に分類する。
酒税法によると酒類は発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類、混成酒類の4種類に分類されます。
発泡性酒類
- ビール
- 発泡酒
- シャンパンなどの発泡酒
醸造酒類
- 清酒(日本酒)
- 果実酒(りんご酒や梅酒など)
- その他の醸造酒
蒸留酒類
- 連続式焼酎
- 単式蒸留焼酎
- 原料用アルコール
- ウイスキー
- ブランデー
- スピリッツ
混成酒類
- 合成清酒
- みりん
- 甘味果実酒
- リキュール
- 粉末酒
- 雑酒
酒類を購入する際、酒税と消費税がかかるのか
消費税とは
商品やサービスを消費すると課される税金のこと。消費税は酒類にも課されます。酒類に課される消費税は酒税を含んだ小売価格に対して課されます。
酒税の税率一覧表
酒類別に酒税の税率一覧表をまとめました。
発泡性酒類(基本税率) | 220,000円(1kl 当たり税率) |
ビール | 220,000円 |
発泡酒(麦芽比率50%以上) | 220,000円 |
発泡酒(麦芽比率25%以上) | 178,125円 |
発泡酒(麦芽比率25%未満) | 134,250円 |
その他の発泡性酒類 | 80,000円 |
醸造酒類(基本税率) | 140,000円(1kl 当たり税率) |
清酒(日本酒) | 120,000円 |
果実酒 | 80,000円 |
その他の醸造酒 | 140,000円 |
蒸留酒類(基本税率) | 基本:20万円 20度以上は1度ごとに1万円加算 |
連続式焼酎 | 基本:20万円 20度以上は1度ごとに1万円加算 |
単式蒸留焼酎 | 基本:20万円 20度以上は1度ごとに1万円加算 |
原料用アルコール | 基本:20万円 20度以上は1度ごとに1万円加算 |
ウイスキー ブランデー スピリッツ | 基本:37万円 37度以上は1度ごとに1万円加算 |
混成酒類(基本税率) | 基本:22万円 20度以上は1度ごとに1万1千円加算 |
合成清酒 | 100,000円 |
みりん | 20,000円 |
甘味果実酒 リキュール | 基本:12万円 12度以上は1度ごとに1万円加算 |
粉末酒 | 390,000円 |
雑酒 | 基本:22万円 20度以上は1度ごとに1万1千円加算 |
酒税額を簡単に調べる方法
酒税の税率一覧表を上でまとめましたが、1kl当たりの酒税額なので、実感しづらいかと思いますので、CASIOさんのメディアである高精度計算サイトを使ってみると簡単に酒税額を計算することができます。